ファイルサーバの容量を増やしたくて買いました。
画像忘れました pic.twitter.com/wgvYu4SCCq
— 村上椎奈 (@MyM4i) 2017年9月14日
出荷状態ではIR Firmware(RAIDコントローラ用)がインストールされており、FreeNAS等でソフトウェアRAIDを組む人にとっては邪魔なのでIT Firmware(HBA用)に書き換えます。
以下はその手順です。
なお、対象はUEFIのマザーボードを使用しているユーザです。それ以外は知らん。
EFI Shell起動USBディスク作成
- USBメモリを
FAT32
でフォーマットする - ここからEFIShellのバイナリを落とす
- 拾ってきたバイナリを
shellx64.efi
にリネームし、USBメモリの/boot/efi/
配下にコピーする
※ ベンダによってパスは異なる可能性があるので要確認。ASUSではルート直下に置かないとだめだった気がする。 - ここからファームウェア一式を落とす
- 落としたファイルを展開し、
2118it.bin
をUSBメモリ直下にコピーする - ここからEFI Shell用の書き換えツールを落とす
- 落としたファイルを展開し、
sas2flash.efi
をUSBメモリ直下にコピーする
ファームウェア書き換え
※ 此処から先はせっかくのHBAをただの板に変える可能性がある作業です。自己責任でどうぞ。
- UEFIから
Launch EFI Shell from File System device
などそれらしい項目を選択し、EFI Shellを起動する - ドライブを指定する
Shell> fs1:
- 認識されているか確認
Fs1:\> sas2flash.efi -list
- フラッシュロムの削除
※フラッシュロムの削除後に電源が切れると死にます。Fs1:\> sas2flash.efi -o -e 6
- IT FirmwareとBIOS書き込み
Fs1:\> sas2flash.efi -o -f 2118it.bin -b mptsas2.rom
- IT Firmwareが書き込まれたことを確認
Firmware Product ID
にIT
とあればよいFs1:\> sas2flash.efi -list
exit
でEFI Shellを抜け、再起動
参考
- Flashing firmware and BIOS on LSI SAS HBAs
- Firmware Update of LSI 9xxx HBAs on H8 / X9-motherboards
- 宅内サーバリプレース(ハードウェア編)5: LSI logic 9211-8i
- EFI Shell USB起動ディスクの作り方
おまけ
ちなみにLSI 9211-8i ファームウェア 書き換え
などで調べると出て来るこのへんのページの手順を踏むとERROR: Failed to initialize PAL. Exiting Program.
と表示されてうまくいきません。
んん??? pic.twitter.com/lVBsEFnHuC
— 村上椎奈 (@MyM4i) 2017年9月14日